生きること、生かされること

余命宣告されたら人はどうするだろう、今の医者ははっきりと患者に言います、どんな意味があるのでしょう


11年以上前、夫の時は、最初の先生に、(痛みをなくして延命を)と言われ、肋骨浸潤で激しい痛みのためのモルヒネオピオイド系の鎮痛剤を大量に処方されただけで、それ以上の治療はしてもらえなかった、もう成すすべはないので諦めなさいとしか受け取れませんでした


深く絶望しました


でも


必死で探した次の先生は、何もしなければ3ヶ月、でも抗がん剤放射線治療で3年生存率、5年生存率の説明を丁寧にして頂きました

一気に生きる希望が湧いてきて、辛い治療を乗り越えて、仕事復帰とゴルフや旅行ができるまでに回復しました

そうした日々を2年程過ごし、残念ながら再発して亡くなりましたが無責任な余命宣告はして欲しくないとつくづく思います

夫は残念ながら治療後

亡くなりましたが生存率の通り頑張って生きている人は多勢いるのです


当時、安保徹の免疫革命や、近藤誠医師のガンの治療はするなの無責任な理論が流布していました

そんなものを信じていたら、夫は3ヶ月で亡くなったのかと思うとゾッとします


治療法があるということは患者にとって最高の希望です、生きることです

その先は神や仏の領域で生かされるのかもしれません

夫は治療のおかげで素晴らしい時間を過ごすことが出来ました

まだまだ心残りはあり、生きていて欲しかったけど、治療で頑張った姿は子供達にも今ガンになった私にも尊敬以外の何者でもありませんでした


長い時を経て、標準治療が確立してがんは克服出来る病になりました、医学の進歩に大感謝です